外反母趾

外反母趾

外反母趾とは、一言でいえば、「足の親指が外側(小指側)に曲がる」病気です。
当院ではテーピング療法をトクにおすすめしています。テーピングといっても、当院独自の巻き方をご説明いたします。
通院は2、3日程度。あとはテーピングの巻き直しを継続していただくことが「治る」の近道です。

外反母趾とは?

外反母趾

外反母趾とは、一言でいえば、
「足の親指が外側(小指側)に曲がる」病気です。

この親指の曲がりがひどくなると、足が痛くて歩けなくなり、足は変形して、普通の靴が履けなくなります。
その上、痛くて無理な歩き方をしていると、脚が疲れやすく、膝や股関節まで痛みます。

外反母趾の症状が軽いうちは、きつい靴を履くのをやめると、痛みはやわらぎます。
しかし、一度、外反母趾になると、ハイヒールをやめて痛みが軽くなっても、親指の曲がりは、歩くだけで自然に進行するのです。
ですから、痛みが軽くなったといって油断すると、年をとってから変形がひどくなり、痛みも再発してくることになります。

そして、外反母趾が進むと、親指以外の指も外側に曲がり、脱臼したり、槌趾(つちゆび:足の指)が、くの字に曲がって固まってしまい、伸ばすことが困難な状態になったりします。

その上、足全体が扁平足や開張足になり、足の裏や小指の方まで痛みが広がってしまいます。
最後には靴をはかなくても、痛くて歩けなくなります。
こうなってからでは手術しか手がありません。

外反母趾になりやすい人

外反母趾に対する注意が必要な人に共通するのは、「女性」、「遺伝」、「体質」、「環境」ですが、もし、「女性」で「母か祖母が外反母趾」、「関節が柔らかく、足が平らで、親指が長く」、「決められた靴で長時間立ち仕事」しているなら、外反母趾に注意が必要です。

男性・女性の比は、1対9にもなります。

ハイヒールが外反母趾の主な原因といわれていますが、生涯靴をはかない地域の人たちを調査しても、女性の外反母趾患者は男性の3倍以上に達します。

そのため、女性であるだけで外反母趾になりやすいわけです。

原因

外反母趾の原因は、「女性、素質、ハイヒール」と言われています。
この中でハイヒールや先細の靴を履くという原因だけが、外反母趾の予防ために自分で対処できる原因ということになります。

ハイヒールや先細の靴は、靴によって指が内側から外側に向かって押されるため、外反母趾を起こしやすくなります。
もちろん、一回押されて親指が外側に曲がったからといって、外反母趾になるわけではありません。
押されて親指が外側に曲がっても、親指を内側に曲げる外転筋という筋肉がありますし、関節は関節包や靱帯の伸縮力だけでも、曲げられたバネのように、元に戻ります。

しかし、靴で押される力の大きさと時間は、想像以上のものがあり、外反母趾の主な原因とされています。
靴以外の原因では扁平足も原因となることもあります。

治療法

テーピング

治療方法はテーピングをする、専用サポーターや装具を使う、マッサージを行う方法など、様々です。

外反母趾になっている場合、テーピングは、有効な治療方法の一つです。

当院は足のケアに力を入れておりますので、各症状に合わせた適切な施術を実施致します。

扁平足

扁平足

本来ならば、足には凹凸があり「土踏まず」と呼ばれる凹んだ部分が存在しています。
しかし、扁平足の人には土踏まずが見られないという特徴が在ります。
遺伝するが、生活習慣で治すことができます。

扁平足の原因

扁平足

扁平足の原因には先天性と後天性があります。
本来、人間は8歳くらいまで扁平足の状態ですが、成長するにつれて土踏まずが形成されていきます。
しかし、遺伝的要因などの先天性の原因を持っていると土踏まずの形成が阻害されて、扁平足のまま成長することがあります。
後天的な原因には、足の骨折などで骨格が正常な状態で無くなった場合に扁平足が起こることがあります。
また、スポーツ選手などの足が発達した人にも扁平足が見られる場合があります。

最近は合成樹脂製のサンダルを履いている子供に扁平足が多く見られます。

症状

扁平足の主な症状は、「歩行障害」「足裏の痛み」「足の関節障害」「膝や股関節の関節障害」などがありますが、大多数の人は無症状である場合が多いといえます。 扁平足は足の骨格自体が変形しているため、飛んだり走ったりするような足の骨格で衝撃を吸収する必要がある競技が苦手であるケースが見受けられます。 基本的には扁平足の弊害は稀なケースであると考えてよいようです。

近年、子供から大人までの女性に、扁平足(土踏まずがなくなること)の方が増えています。 8歳くらいまでの子供なら問題ないのですが、デザイン重視の足に合っていない靴を履いたり、足の筋力の低下、遺伝などの原因があります。 単に足が痛くて病院や整骨院に行って足の治療をしても全く意味がありません。

股関節、膝、足首、アキレス腱、足の指の痛みは扁平足が原因のことがよくありますので、そういった方は一度自分の足を見てみてください。

扁平足がひどくなると、外反母趾、アキレス腱炎、有痛性外脛骨症、シンスプリント等いろいろな疾患になる恐れがあり、将来的には腰痛、好きな靴が履けない、歩き方が変、スポーツが出来ない、よくこけたりつまづくようになります。

心当たりのある方はいつでもご相談ください。

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